M字の薄毛は自毛植毛できるか

福岡植毛調査隊

3年前

皆さんは薄毛のタイプについていくつ答えられますか。頭頂部の薄毛、側頭部の薄毛など、薄毛には様々な種類があります。そして今回解説するのはM字型の薄毛についてです。このタイプの薄毛を見たことがないという人はほぼいないほど、幅広い方に見られる一般的な薄毛の症状です。前髪の中心部分を残して進行するM字型の薄毛。この薄毛は多くの人がすぐに気づいてしまうため、ストレスの元となりがちだと言われています。

例えばあなたが満員電車に揺られて毎日通勤しているサラリーマンだとします。薄毛の目立つ年の方で多いのは、中間管理職の立場の方々。新人の指導をしながら上司の気遣いもしなければいけない、取引先との関係も良好に保たなければならない、毎日飲み会ばかり。ここ数年は心の底からリラックスしたことはないな、と感じています。家庭もかえりみず仕事をしてきました。子供の世話は奥さんに任せっきり。自分はというと仕事人間でプライベートもまともにない状態。最近は何を考えるにも仕事とリンクさせてしまい、自分を見失いそうになっていました。あるときです。いつものように朝食を済ませ、台所で顔を洗っていると心なしかおでこが広がったような気がします。いや、そんなはずはないと思いますが、その日を境に毎日鏡でのおでこチェックが習慣化。そして、毎日見れば見るほどおでこが広がっているような気がしてしまうのです。明らかに薄毛の進行で心を病んでしまっています。

このような方は多いと思います。対策としては正しい知識を知ることです。薄毛に対する対策が分かれば、心にも幾分か余裕が生まれてきます。春の心地よい風にときめいたり、ピンク色に色づく桜が咲き乱れる様に素直に感動できるようになるのです。

今回はM字型の薄毛に焦点を当ててみます。福岡県・博多の植毛クリニックの医師などに聞いたことをお伝えいたします。

M字型の薄毛の原因について

M字型の薄毛の原因は何でしょうか。これはAGA（男性型脱毛症）と言い切れます。男性ホルモンの“テストステロン”が“5αリダクターゼ”という酵素と結びつくことにより、“DHT(ジヒドロテストステロン)”と呼ばれる男性ホルモンへと変化し進行する脱毛。これがAGAです。知らない人は少ないかもしれません。毛乳頭には“アンドロゲンレセプター”男性ホルモン受容体があります。これがDHTと結合してしまうと専門的で難しいかもしれませんが“TGF-β”という脱毛を引き起こす物質に変化します。

そしてこのTGF-βが毛母細胞にさらに脱毛指令を出すので、髪の生え代わりのサイクルが乱れます。この結果薄毛を招いてしまうという仕組みです。そしてなんとM字型に薄毛が進行する原因は、このテストステロンがDHTに変化する5αリダクターゼが前頭部に多いせいだということみたいです。

それからM字薄毛を進行させてしまう要因として、生活習慣や遺伝の影響も挙げられることも覚えておきましょう。

M字型の薄毛の対策について

M字型の薄毛の対策は育毛剤、生活習慣の改善、服薬とさまざまあります。しかしここでおすすめは、後頭部などの髪の毛をM字部分に移植できる自毛植毛です。また、後頭部、側頭部の毛根は、移植した髪の毛がしっかりと定着すれば、再びAGAの影響で薄毛になってしまうこともないといいます。そして自分の髪の毛なので一度抜けたとしても何度でも生え変わります。また自分の髪が生えてくる感動を何度でも繰り返し味わうことができるのです。