ビタミンB3からつくられた食品成分「ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)」というものがあります。
これは、抗老化成分として研究者の間で注目されている化学物質です。
ブロッコリーやアボカド、トマトなどにも微量に含まれる食品成分で、老化を遅らせ、実年齢よりも身体機能を若く保つことが期待できます。
NMNを含有したサプリメントも発売されており、米国や中国、日本などの富裕層を中心に人気を集めているといいます。

参考:日経BP ビヨンドヘルス
https://x.gd/cKe5o

研究の第一人者は日本人

世界を巻き込んだNMNブームの火付け役は、アメリカ合衆国ワシントン大学の今井眞一郎教授です。
彼を中心とした研究においてNMNの抗老化効果が明らかになり、NMNカプセルは老化を遅らせ健康寿命を延ばす可能性のあるサプリメントとして一躍、注目されるものとなったそうです。

今井教授は、サーチュインという酵素が活性化することで老化を遅らせたり、寿命を延ばしたりする老化・寿命制御因子であることを発見しました。
NMNを飲むと、すぐにNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という補酵素に変換され、サーチュインの働きが活性化するのだと言います。
サーチュインは老化や寿命をコントロールする酵素で、その遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれています。
哺乳類には7種類のサーチュインがありますが、特に重要なサーティワンは血糖値を下げるインスリンの分泌を促進し、糖や脂肪の代謝を良くしたり、神経細胞を守り記憶や行動を制御したりするなど、老化や寿命のコントロールに非常に重要な役割を果たします。
教授はマウスの実験で、脳の司令塔である視床下部でサーティワンの機能を高めたところ、老化によって増える症状や病気の発症時期が遅くなり、健康寿命が延びることを確認。
人間の60代に相当する17~18カ月齢のマウスの脳の視床下部でサーティワンを高めると、人間の20歳代相当である3~4カ月齢の若いマウス並みに元気に動き回るようになり、体温が上がり代謝も高まったと言います。

NADの増加が老化を遅らせる?

これらサーティワンの働きすべてに必要なのがNADだと言います。
組織中のNAD量は加齢と共に減少するが、NMNを飲むとNADの量が増えてサーティワンの働きが活性化します。
サーティワンが活性化すると、視床下部がコントロールセンターとなって様々な臓器や骨格筋、脂肪組織の機能が回復し、身体活動量や代謝が上がります。
このことから、加齢に伴って減少するNADを増やし、サーティワンを活性化させることが老化を遅らせるカギとなることを解明したと言います。

健康寿命を延ばす

NMNで最大寿命が延びるかどうかはマウスによる研究でもまだ分かっていませんが、少なくとも健康寿命は延ばせるのではないかと考えられています。
現時点では、老化をなくしたり若返りを図ったりといった不老不死の実現はできていません。しかし、最先端の抗老化研究の成果を社会実装することで、老化を遅らせ、実年齢よりも身体機能を若く保つなど、プロダクティブ・エイジングの実現が可能なところまで来ていると今井教授は述べています。

老化を抑制できれば薄毛化も予防できる!?

時間の経過とともに老いていくものです。これは自然の摂理であり、避けられない事実です。
しかし医療の進歩により、その老化の進行を抑制しようという段階まで現在はきています。
一般的にはアンチエイジングとの呼称で親しまれています。

私が博多区役所南口交差点ほど近くの親和クリニック福岡院で受けた自毛植毛も、ある意味でアンチエイジングの手段のひとつだと言えます。薄毛はヒトの見た目を実年齢以上に老いていると他者に錯覚させてしまいます。
同じ20歳代の若者でも、フサフサの黒髪の人と頭部のセンターが寂しい状態になってしまっている人、どちらが老けて見えるかは明らかです。

AGA(男性型脱毛症)は20歳代前半から発現しだしましたので、身体の老化とは直接的な関連性は薄いと思います。
しかし、40歳代を迎えてからAGA急激に進行してきたという人も見受けられます。
人によって身体的な衰えがAGA発現のトリガーになっているのかは、私には分かりません。
AGAに悩み専門クリニックのカウンセリングを受診する20~30歳代の若者も増えていると言います。AGAの影響による若ハゲ化は、人によっては心をも蝕む要因にもなり得ます。薄毛化、ハゲ頭化を防ぎたいのであれば、専門医への早めの相談が功を奏すると私は考えます。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。