皮脂とは、毛穴（皮脂腺）から出てくる脂のことを指します。
もととなる成分はグリセリン脂肪酸エステルで、皮脂は肌を外部から守ってくれる役割があります。
手入れをせずにいると皮脂は皮膚の常在菌に分解され、汚れになってしまうこともあります。皮脂が衣服に着くと黄ばんでしまうこともあり、菌が繁殖することで臭いのもとになります。

スマホの画面にもベッタリ

最近では、スマートホンを操作するときに手指の皮脂が問題になる場合があります。
画面にベッタリ付いているのは、見た目的に良いものではありません。
このため、手のひらから多くの皮脂が出ると思いますが、実はそうでもありません。
全身のうち、特に皮脂が多く分泌されるのは頭や顔です。
皮脂は季節に関係なく出るもので、その分泌量は女性よりも男性のほうが多い傾向にあります。

皮脂が影響する肌トラブル

皮脂は外部から体内へ異物が侵入するのを防ぎ、肌から水分の蒸散を抑制する役割があります。
その一方で、紫外線や空気にさらされた皮脂は酸化し、肌に障害を与える可能性もあります。
過剰に分泌されると、皮膚表面における皮脂と水分のバランスが崩れ、皮脂を好む常在菌が増殖して分解や酸化が行なわれ脂肪酸に変質することがあります。
この状態ですと、脂漏性皮膚炎やニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。
逆に皮脂がごくわずかだと乾燥肌になり、アトピー性皮膚炎や乾皮症などを引き起こす場合があります。

参考：資生堂 ｄ プログラム
https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol23.html

頭皮の皮脂腺が多い

皮脂は、皮膚に存在する皮脂腺という器官から分泌されています。その皮脂腺は、全身で頭皮が最も多くあります。
頭皮自体は他の部位に比べて乾燥しやすい性質なのですが、皮脂や頭髪によって乾燥や紫外線の影響から保護されています。

常在菌による分解や酸化によって皮脂が脂肪酸になると、頭皮を刺激して軽い炎症や赤みが発生し、痒みやニオイの原因になります。皮脂や脂肪酸は油性で、頭皮上では固形化する場合もあります。
お湯だけですと洗い流しきれないことがあるうえ、頭髪のため頭皮に残りやすく、長時間放置されて頭皮トラブルにつながる場合が多いと考えられています。

皮脂のトラブルで抜け毛もアリ

皮脂の分泌が多い場所を中心に起こる皮膚炎に、脂漏性皮膚炎という症状があります。
脂漏性皮膚炎では、炎症による赤みや痒み、皮膚のかさつきをくり返すという症状があります。
脂漏性皮膚炎の原因はカビの一種である真菌と言われており、しっかりと治療しないと慢性化や再発を繰り返すこともあります。そして、脂漏性皮膚炎から脂漏性脱毛症という症状が発生する場合もあります。脂漏性脱毛症は、こちらも原因はカビの一種である真菌です。
症状としては、フケや痒み、赤みがかった炎症などが挙げられ、人によって脱毛症状が発現します。

症状が重い場合、皮膚科では一般的にステロイド外用剤を使って炎症を抑える治療を行います。また症状によっては、真菌の繁殖を抑制する抗真菌外用剤を併用することもあります。

あなどれない皮脂

私の身に起きた皮脂の問題ですが、調べてみたら単なるヌルつきやスマホ画面の汚れの問題から、思いもかけない皮膚炎や脱毛症状の存在にまで話は発展してしまいました。やはり皮脂に限らず、皮膚、とりわけ頭皮の問題は、小さなことでも看過してはいけません。

ちなみに、AGA(男性型脱毛症)による脱毛症状の原因は、頭皮のトラブルを解消したとしても改善はされません。頭髪が抜け落ちるという結果は同じでも、根本となる原因がまったく別ものです。
AGAの発症は遺伝性の要素が高く、どんなに努力して育毛ケアをしたとしても、手をこまねいていては、進行は止まりません。
博多区役所南口交差点の近くにある親和クリニック福岡院で自毛植毛手術を受ける以前の私のように頭頂部が薄くなり、生え際の後退によるお侍さん化を防ぎたいのであれば、一日でも早く専門医への無料カウンセリングを実行すべきです。

AGAの進行は、思うよりもずっと早いです。それによる薄毛化は待ったなしです。対処は若ければ若いだけ、外見的にも精神的にも、その効果は高いと思われます。薄毛に悩む皆様は遅きに失することのないよう、専門医による対AGA策を検討してみてください。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く４０歳代　男性
趣味は、古い漫画（特に松本零士作品）を読むこと。
植毛（自毛植毛）手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。