現在、理化学研究所とオーガンテクノロジーズ、そして京セラが共同で研究を進めている毛包器官再生医療。 2020年を目途に実用化を推し進めているそうですが、いまのところは大きな動きは報告されていません。
しかし、この技術はAGA(男性型脱毛症)に悩む者にとっては自毛植毛とともに大いなる光になることは間違いありません。

出典:http://www.organ-technol.co.jp/uploads/2018/06/c799cae95fa4e4f0f6b0b27ee37959ea.pdf

毛包器官再生医療のメリットとは

毛包器官再生医療とは、培養する毛幹の基となる毛包を人体から採取し、その毛包を独自の技法を使い培養する技術です。 現状の自毛植毛手術では、採取した本数=植毛できる本数ということになります。

一方、毛包器官再生医療では採取した毛包を増やすことが可能となるため、頭皮から採取する毛包の数は少なくて済みます。 採取する数が少なく済むということは、人体への負担が格段に減るということ。 これは大きなメリットとなるものです。

デメリットは?

現状の自毛植毛手術では頭髪の採取から植毛までをその日のうちに行なっていますが、毛包器官再生医療ではその間に培養する期間が必要なことから、これまでのように1日で手術を完結させるということは無理そうです。 その分、治療期間的に患者への負担が増すことに繋がります。 そして、培養を終えた毛幹を毛のない部分へ移植するわけですが、これは従来の自毛植毛手術と同じ工程になります。

一番の問題点は

最新の自毛再生の研究ですが、実際に移植が行われる場合、現在行われている自毛植毛の技術を使用されると考えられます。しかし、いまの自毛植毛手術では採取-植毛という流れが、採取-培養-植毛という流れになるため、費用の負担額が増してしまうことが予想されます。ここが一番の問題点だと考えられます。 少しまえに報道された情報では、価格が1千万円以上と高額すぎる内容でした。

しかし、これはあくまで現状での価格と言うことなのでしょう。 実用化されユーザーが増え、培養技術が洗練されれば、自然と価格は抑えられることを期待したいところです。

人体への移植は従来どおり

さて、培養は別として毛包の採取、その後に移植という流れは現状と変わらないわけです。 培養技術が実用化されたとしても、実際に行なうのは現在、自毛植毛手術を行なっているクリニックになると思います。

自毛植毛手術のクリニックは多数あります。そんなとき、安全で満足いく手術を行ってもうらうクリニックを探すポイントとなるのは実際に執刀する専門医の技術力です。 自毛植毛手術というのは、ただ採取して植えればいいというわけではありません。髪の毛は人それぞれに生える方向というものがあり、その人の側に立って植え付けデザインを考えてくれる医師の見極めが、将来の不自然さを軽減する大事な要素になります。

私は複数のクリニックで無料カウンセリングを重ね、そのことの重要さ、つまり執刀医への信頼性が大事だと思いました。 それで私は、親和クリニック福岡院を選びました。

近い将来を待たなくても…

決して安くはない自毛植毛手術。培養によって未来はさらに明るくなりましたが、費用は確実に増すことになります。培養技術が実用化されたら手術を考えるという人は、いまから貯金を始めたほうがいいかもしれません。 私自身としてもこの技術が確立すれば、将来、追加手術を行なうのも良いかもしれないと思います。

AGAの進行は時間を待ってくれません。待っているうちに広範囲へ拡がってしまうこともあります。また手術はしなくとも、AGAを抑制する医薬品の服薬も大事です。 そのためには、早い対処が必要です。  

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投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。