円形脱毛症の症状の中でも、特に重症と言われているのが汎発性脱毛症です。 ストレスなどが原因で起こるといわれていますが、症状や特徴はどのようなものなのでしょうか。 私が福岡県博多区の自毛植毛クリニックの医師から聞いた、汎発性脱毛症の症状等についてご紹介していきます。

汎発性脱毛症とは何?

円形脱毛症にはいくつかの種類がございます。 1、2か所なら円形脱毛症です。より多く複数にわたって症状が現れた場合は多発型円形脱毛症といいます。 全頭型円形脱毛症は髪がほとんど残らずに抜け落ちてしまうことをと言います。汎発性脱毛症は、その脱毛症状が全身にまで広がる、円形脱毛症の中でも特に症状が重いものを言います。髪の円形脱毛症から始まると、短期間でまつ毛やまゆ毛、陰毛などほぼ全身の毛が抜け落ちることになります。
 
円形脱毛症は、長い間、ストレスが原因とされてきましたが、最近では、ストレスは発症のきっかけに過ぎないと考えられています。
円形脱毛症では、頭髪に「自己免疫反応」というものが起きています。通常の免疫反応は、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた際にTリンパ球という細胞が異物を攻撃するというものですが、このTリンパ球が異常を起こし、正常な細胞を攻撃してしまうことがあります。これを「自己免疫反応」と呼びます。
出典 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1239.html

汎発性脱毛症 原因

環境の変化や精神的なストレスなどが引き金。そして脱毛症状が起こると言われます。 汎発性脱毛症も、ストレスが原因ではあると考えられてはいるものの、はっきりとした原因がまだ分かっていないのです。 原因として有力と考えられているのが、自己免疫疾患です。 健康な状態では、体に有害なウイルスが体内に入ると、免疫機能が働きます。そのウイルスを排除しようとするのです。 しかし自己免疫疾患を患っていると、自己の細胞を外敵だと判断して攻撃します。 汎発性脱毛症は、毛根細胞を外敵とみなして攻撃するので、脱毛の症状が起こると言われています。 この他、甲状腺の疾患や皮膚疾患などが原因として考えられています。

異変に気づいたら早めに治療を

治療法については、まだ確かな治療法が確立されていないのです。 自然治癒することも難しいと考えられているので、円形脱毛症を発症したら早期に専門の医療機関に相談することをおすすめします。 一般的な治療法としては、ステロイドの内服や外用薬と、注射などが行われます。 まずは治療と合わせて普段の生活習慣を見直します。なんとかストレスのない生活を送ることで症状を落ち着かせるようにすることも大切です。

植毛は保険適用外?

汎発性脱毛症は保険診療で対応してくれるクリニックもあります。 しかし自毛植毛をしたい場合、なんとこれは保険適用外です。 植毛はいわゆる自由診療のひとつです。 自由診療は自己責任で行う診療なので、健康を害することがないものが主にそれにあたります。 自分の毛に人工毛を編み込んだり結びつけたりする施術も、もちろん保険の適用外なので多くの費用がかかります。

保険適用の可能性は?

現状、薄毛治療を望むは、ほとんどが保険適用外です。 しかし中には保険適用されるケースが少しですが実はあります。

薄毛治療においても手術がどうしても必要な症状や、医師の判断で保険適用可能な治療だと判断された場合は、保険が適用されることも僅かですがあるみたいです。保険が適用されないといって諦めずに、まずは医療機関で専門の医師に相談してみるべきです。

保険適用外でも医療費控除の対象になる?

薄毛治療は多くのケースが保険適用外と前述しました。それならば医療費控除の対象からも外れるのでは?と思い、確定申告の際に申告しない人も結構多いのではないでしょうか。 AGA(男性型脱毛症)など医師の診断によって内服薬などを処方してもらっているときは、医師の治療を受けているということになるので、医療費控除の対象となるケースがほとんどなのです。 領収書などを保管しておきましょう。

まとめ

汎発性脱毛症かもしれないと思った方は福岡県博多区にある親和クリニック福岡院などの植毛クリニックにご相談することをおすすめします。

 親和クリニックの公式サイトはこちら

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。