AGA(男性型脱毛症)を発症する根本的な原因は、遺伝的な要素が強いと科学的に証明されています。しかし、このようなエビデンス(科学的根拠)があるにもかかわらず、巷ではハゲの原因について様々な憶測が飛び交っています。 皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。 「〇〇な人は薄毛になりやすい」や、「〇〇を食べるとハゲる」など。
中には医学的根拠のないまったくの迷信にすぎないものもあるのです。 私が、博多駅前の親和クリニック福岡院で自毛植毛手術を受けたのは、医学的根拠がはっきりしているからです。
今回は、そんなウワサをひとつひとつ確認して行きたいと思います。
目次
薄毛にまつわる通説は根拠なし!
では、どのようなウワサが流れているのでしょうか。
まずは、辛いものが好物な人はハゲやすいというウワサ。 辛いものを食べると発汗します。これは、身体の新陳代謝が活発化するからです。人によっては、代謝が促進することで抜け毛が多少増える可能性があります。 しかしこれは、AGAが進行しているわけではありません。逆に、トウガラシなどに含まれているカプサイシンは、摂取することで 身体の代謝がアップすることや血行促進、免疫力が上昇するなど、育毛にとってはなかなかに役立つ成分だったりもします。 とくに血行促進は、頭皮下の毛細血管の流れも良くなるということですので、育毛にとっては必要不可欠です。
さらに海外の研究器官では、カプサイシンを皮下注射することで毛母細胞の活性化が確認されたことが、マウス実験により実証されています。 むやみに摂りすぎるのは良くありませんが、適度に辛いものを摂取するのは育毛には効果的であると言えるのかもしれません。
出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7518880/
毛深い人は薄毛になりやすいとのウワサ
体毛が多いのは遺伝的な要素が強く、男性ホルモンのテストステロンが毛根に発毛の刺激をもたらして形成されるものです。 AGAの要因となるのは男性ホルモンですがテストステロンではなく、それが5αリダクターゼによって変化したジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされてます。 体内のテストステロンが多くても、それが頭皮環境ですべてDHTに代謝されてしまうわけではありません。5αリダクターゼが頭皮に多く存在していると(遺伝的要素が強い)、AGAが発症してしまう可能性が高いと言えます。
しかし、DHTの受容体が少ない状態では、脱毛にはつながりません
よって体毛が濃くとも、AGAによるハゲに必ず繋がるとは言えないわけです。
しかし、男性ホルモンへの感受性の高さはハゲる要因のひとつであることは確かです。 さらに、若ハゲは遺伝するというウワサもよく耳にします。 確かに薄毛は多因子遺伝と考えられていますが、その遺伝形式に関しましては、実はまだはっきりと解明なされていないと言います。
ポイントはDHTの受容体
AGAは遺伝的要素が強い症状だと言われています。 AGAになってしまうか否かの分かれ目は、先程も簡単に説明しましたが、DHTの影響を受けやすい毛母細胞の受容体を 持っているかどうかで変わってくるのです。 受容体の感度が高ければDHTの影響を受けやすく、感度が低ければAGAが進行しにくい。この違いを生む要因のひとつが母方の遺伝と言われています。 私自身も、母方の祖父、そして叔父までもがツルっとしています。
ウワサや通説の真相を知ることが大切
というわけで、世間に流布している通説や迷信は鵜呑みにせず、正しい情報を得ることが薄毛に限らず大切です。 惑わされることのないようにご注意ください。テレビや雑誌などの広告で謳われている過度なキャッチコピーに期待しすぎることも考えものです。 以前に表示法違反となった広告のニュースを目にしました。
正しい情報の選択がハゲやAGAを克服する第一歩です。 私は総合的に判断して自毛植毛手術を受けましたが、AGA薬など自分にあった対処があるかもしれません。気になるときは専門クリニックへ相談することをおススメします。
投稿者プロフィール
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マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。
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