ドラックストアに行くと数多くのヘアケア関連商品があります。
そのなかで、薄毛が気になる人間が見てしまう商品は、やはり育毛剤と発毛剤です。自毛植毛手術を受けて悩みの多くを解決したものの、その後のケアのため注目していて、いいなと思った商品は、つい購入してしまいます。 そこで、この違いについてレポートします。

発毛剤と育毛剤の違いって?


まず発毛剤というのは、毛を生やす効果を期待できる一般用医薬品のことを指します。 一般用医薬品とは、医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品のことです。
クリニックで医師による診察を受け、その後に処方箋を貰ってから受け取る医薬品ではなく、街中にある薬局やドラッグストア(薬剤師)などで手軽に購入できる品物。
つまり、一般の人が薬剤師等から提供された適切な情報に基づき、自らの判断で購入し、自らの責任において使用する医薬品ということです。市販の風邪薬や胃腸薬などがそれにあたります。
一般用医薬品は第一~三類までの区分けがされています。 第一類医薬品を販売できるのは薬剤師の常駐する店舗販売業や薬局のみで、情報提供を購入者に積極的に説明する義務があります。

第二・三類医薬品は、薬剤師または登録販売者が常駐する店舗のみで販売でき、極力購入者へ内容、成分、その他の注意事項の簡明な説明が求められるという努力義務が生じます。
ただし、購入または譲り受けた者が、説明を要しないと意思表示すれば適用されません。 双方ともに、薬剤師や登録販売者の常駐する薬局やドラッグストアでしか購入できないのは変わりません。

出典:一般用医薬品のリスク区分 – 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000050568.pdf

一般的に「発毛剤」と呼ばれている製品の多くは、ミノキシジルが配合されています。 ミノキシジルは、血管拡張薬として開発された後に発毛に効果が認められたものです。 このミノキシジルが配合されていることにより発毛効果を標ぼうすることができるというわけです。

育毛と発毛は似て非なるもの

育毛剤というのは、文字通り「毛を育てる」役割をするもの。
無くなった毛を生やすのではなく、既存の毛を育てる手助けをする製品のことです。 そのため、毛穴まですっかりなくなってしまった頭皮から、「発毛」させる、つまり毛を生やす効果が認められるわけではないということです。
育毛剤は、小売販売においては医薬品と異なり、薬剤師や登録販売者がいることなど、特に定められていません。それは、いまのところ、厚生労働省が壮年性脱毛症の毛髪用剤として正式に発毛効果を認めた医薬成分である「ミノキシジル」を配合されていないからです。
つまり、薬であれば「発毛剤」を名乗ることができ、それ以外は別の分類であるということです。そのため、発毛剤以外の製品では、「毛が生えてくる!」と明言してはいけないのです。
しかし、頭髪も、生命のある人体の一部ですので、アミノ酸やたんぱく質といった栄養を行きわたらせたり、健康な状態を維持しておいたりすることが望ましいことはかわりません。
身体からの栄養だけではなく、外部から頭髪の栄養となるはずの成分を供給したり、ハリやコシのある健康な状態をサポートするための成分を塗布したりすること、それが育毛剤の目的なのかなと思います。


要するに育毛剤とは、毛髪を生やすための薬ではなく、使用することでいま生えている毛を太く、そしてコシが出るように丈夫に育て、抜けにくくする効果を期待するものなのです。
薄毛に悩んでいる人にとっては、これはこれで効果があると言えます。 薄毛とは、抜け毛はもちろんですが、既存の毛髪が細く、コシがなく、弱くなってしまっている状態です。その頭髪を強く育てることで、頭髪全体をボリュームアップさせることができれば、地肌が見える割合が少なくなり、結果的に薄毛が気にならなくなるといった効果もあります。さらに、医薬部外品ではそのリスクを少ないのが利点でもあります。

また、育毛剤の中には、頭皮環境を改善させる効果を謳っているものも少なからず存在します。毛細血管の血行不良や頭皮の荒れ、分泌される皮脂のバランス不良など、問題を抱えている頭皮では、頭髪の健康を維持することは困難です。 頭皮をケアすることは、既存の毛髪を育てるうえでは欠かせない行為ですので、積極的に行いたいものです。
育毛剤ではなく、発毛促進剤という製品もありますが、いずれも毛を生やす効果が厚生労働省から正式に認められているものではないので、これも育毛剤と同じカテゴリーであると言えます。
「発毛を促進する(効果があるかもしれない薬)剤」と考えておくのが妥当ではないでしょうか。

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投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。