昔に比べ、かなり高額になったタバコの値段。
おまけに世間からも厳しい目を向けられ、喫煙者の皆様は肩身の狭い思いをしていませんか。かく言う私も以前はタバコを吸って今いた。

タバコの増税に伴う価格上昇にともない減煙を経て完全禁煙へと段階を踏んで徐々に減らしていったところ、いまでは喫煙したい気持ちが湧き上がってくることもなくなりました。

それまでは何度かチャレンジしたことはあるのですが、ことごとくが失敗。
しかし、価格の上昇で禁煙成功。お財布へのダメージというのはすごいですね。

今回、なぜこのようなことお話したか言えば、タバコに含まれるニコチンやタールが育毛にとっても大敵な物質であるということをお伝えしたいからです。

喫煙が身体に及ぼす影響

タバコに含まれているニコチンは、体内に摂取すると中枢神経系に作用して興奮状態を引き起こします。大量に摂取すると鎮静作用もあるのだそうです。
依存性の高い物質で、愛煙家がなかなか禁煙できない原因のひとつです。喫煙すると数秒で脳を刺激し、その後に血中濃度が高くなります。血管を収縮させる作用があるため、脳や皮膚の血流を阻害して頭痛や肩こりなどを引き起こすとも言われています。さらに血圧や心拍数も上昇するため、血管への負担が増大してしまうのです。
加えてニコチンはHDL(善玉)コレステロールを減少させ、LDL(悪玉)コレステロールを増加させます。悪玉コレステロールは血管内に沈着することで動脈硬化を引き起こす原因ともなりうるのです。

喫煙は活性酸素も発生させる

タバコの煙には活性酸素を発生させる成分が含まれています。
喫煙の際に血液中に発生する活性酸素は、血管を老化させるとともに、血栓を作り出すもとにもなります。
さらにタールは、数十種類の発がん性物質が含まれています。喫煙により喉や肺にタールが付着し、がんを誘発すると言われています。

ニコチンが起こす更なる影響

あまり知られていないのですが、喫煙によりニコチンなどの有害物質が体内に送り込まれると、体内には多量の活性酸素が発生します。その活性酸素を排除するために、体内のビタミンCなどが消費されるのです。そのため、喫煙者は、非喫煙者に比べて約2倍のビタミンC摂取が必要とされています。喫煙により一酸化炭素を体内に摂取してしまうことも身体に悪影響を及ぼします。
一酸化炭素は酸素に比べて数百倍の効率でヘモグロビンと結合します。これにより血中酸素が減少し、体内組織の酸素欠乏を引き起こしてしまうのです。

まとめ

頭髪は頭皮化の毛細血管の働きにより栄養が運ばれ、成長を繰り返します。
その毛細血管の働きが弱くなってしまうと、頭髪への栄養供給が停滞し抜け毛に繋がります。これは、育毛にとっては大敵と言えます。
発毛効果が認められている薬剤を服用・外用していたとしても、その効果を十分に活かすことなどできません。

育毛だけでなく、血管の老化は皮膚の老化促進はもちろんのこと、著しい身体機能の低下など健康的な生活を阻害する要因となります。
健康維持はもちろんですが、アンチエイジングの観点からも、喫煙は害をなすものであると言えます。
私もかつては喫煙者でしたので、精神安定という面でのメリットも分かりますが…。
それにしても、やはり育毛にとっては大敵であることに変わりありません。薄毛に悩んでいる方はもちろん、私のように自毛植毛で頭髪を取り戻した者にとっても、髪を失うかもしれないリスクは極力、避けたいものです。

タバコを吸っているワケではないのに薄毛化が止まらないという方は、どうか専門医へのカウンセリングを受診してみてください。原因は私のように、AGA(男性型脱毛症)かもしれません。進行状態が悪化してしまう前に専門家に相談することは、他の病気と同じようにAGAでも大切です。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。