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成長ホルモンとは
頭髪が生成されるときに重大な要因を握っているとされているのが、成長ホルモンの分泌です。
成長ホルモンとは、血管を通して運ばれているアミノ酸類(191個)の総称です。成長ホルモンには身体の成長に関する作用と代謝をコントロールする作用があります。
骨の伸長や筋肉の成長、摂取した炭水化物やタンパク質、脂質の代謝促進、血糖値の一定に保つ働きや体内の恒常性といった維持機能などです。成長ホルモンは基本的に体内で作り出されますが、体外から採り込むこともできます。
例えば、運動能力を向上させるといった目的でも薬物として使用される場合がありますが、これは一般的にはドーピングとして競技会外検査で禁止されている物質に定められています。
さらに運動能力とは別で、美容やアンチエイジングに効果があるとして利用されてもいます。
美容外科で行われている〇〇注射の類がそうです。加齢とともに成長ホルモンの分泌は低下するため、それを外部から補うことで若々しさを保とうという目的です。
成長ホルモンの分泌を促進させるために…
成長ホルモンを体外から取り込むのではなく、体内で作り出す、分泌を促進させるために必要な条件をしらべてみました。
まずは睡眠。成長ホルモンは、睡眠中に2時間から3時間の間隔で下垂体前葉より分泌されます。子供の成長や創傷治癒、肌の新陳代謝などは、睡眠時に促進されるるのです。
もちろん、ただ寝るだけでは効果的とは言えません。成長ホルモンの分泌が促進されるのは、午後10時から午前2時の間とされています。この時間に上質な睡眠を得ることで、成長ホルモンが最大限に分泌されるそうです。
ライフスタイルの変更、スマホも注意!
多くの方が、夜方になっている現在、この時間に就寝できる環境の方ばかりではないでしょうが、「髪の健康・成長」という側面から見ると、この時間に睡眠をとることが大事です。
夜になかなか寝付けないという人は、生活習慣を変えてみるのも手です。過剰なアルコールの摂取は育毛に良くないばかりか、睡眠障害にも繋がりかねないことですので控えてください。
この睡眠障害は、加齢によるホルモンバランスの乱れで起きてしまう場合もあります。
その場合、医師に相談することが大切です。睡眠障害は髪にとって代ダメージであるのみならず、身体的な異常も引き起こしてしまいかねません。
また、就寝前に横になってスマホをチェックという人も多いのではないでしょうか。
これも睡眠にとって大敵です。モニターやスマホの画面から出るブルーライトは、体内時計を狂わせる効果があると言われています。眠る前にこのブルーライトを浴びるのは、寝付きが悪くなるひとつの原因でもあるとされています。眠気を促進するメラトニンというホルモンは、明るい光を浴びると抑制される性質があります。
適度な運動も成長ホルモン分泌には不可欠
睡眠と同じく、運動も成長ホルモンの分泌を促進させる効果があります。
ある程度の運動をして筋肉が使われると、傷付いた筋肉を修復するために成長ホルモンが分泌されやすくなります。一般的な筋肉トレーニングや、ランニングなどの持久力運動を行うと、血中の成長ホルモン濃度が200倍程度に増加するのだそうです。
また、運動による修復機能による成長ホルモンの分泌で、若返り効果が期待されるということも報告されています。
筋肉を使う運動が、成長ホルモンの分泌を促進させることは覚えておきましょう。
成長ホルモンとは、健康的な頭髪を作り出すうえで必要不可欠なものです。上質な睡眠と適度な運動が、頭髪を健やかに育てるためのキーワードです。
ちなみに、男性の場合、頭頂部や生え際からくる薄毛の症状はAGA(男性型脱毛症)で、成長ホルモンの分泌不足といったこととは別の要因からくるものです。よく寝ても適度に運動しても歳を重ねるごとにAGAは進行してしまいます。
食い止めるためには専門のクリニックでの治療が不可欠です。
参考:親和クリニック福岡院
https://shinwa-clinic.jp/fukuoka/
投稿者プロフィール
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マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。
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