少し古い記事で申し訳ありませんが、世界的な情報誌ニューズウィークにて、ヒトの老化に関する記事が掲載されていましたので紹介します。

参考:ニューズウィーク
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/346078.php

3つの年代で進むヒトの老化

記事によると、米スタンフォード大学の研究チームがヒトの血漿タンパク質を分析したところ、老化は誰もが一定のペースで継続的に進行するのではないこと、また体内にある血中のタンパク質レベルによって、ヒトの年齢を精緻に予測できることが分かったと言います。
研究チームは、18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析。老化は一定のペースで継続的に進行するのではなく、34歳の青年期、60歳の壮年期、78歳の老年期という3つ年代で急激に進むことが示され多と言います。

タンパク質は、身体を構成する細胞からの指示を実行する働きを担っていて、そのためタンパク質レベルの大幅な変化は、身体の変化を意味します。
加齢のみの要因で不可逆的に生じる生体の変化は、平均して34歳、60歳、78歳の3つのポイントで急激に起こることも示されました。

臨床応用までにはさらに5~10年ほどを要するものの、血中のタンパク質を老化バイオマーカーとして老化の急速な進行を特定することや、老化を遅らせる薬剤や治療法を開発、老化を加速させる薬剤の副作用の早期発見など、様々な分野での応用が期待されています。

自身を振り返ってみると…

齢を重ねるごとに身体が老化していくのは、人間である以上は仕方のないことです。
老化は日々の生活のなかでゆっくり進行していくものだと思っていましたが、上記のとおり34歳、60歳、78歳でそれぞれ急激に進んでしまうものだったとは考えてはいませんでした。60歳以降の年齢に関しては分かりかねますが、確かに30歳台なかばあたりで
体力の衰えを感じたことがありました。気持ちに身体が着いてこない感覚があったように思います。抜け毛の量に関しても、元から私のAGA(男性型脱毛症)は進行が早く20歳代から頭頂部のハゲ化が顕著でありましたが、生え際の後退は30歳代から一気に進行した感じでした。
これは身体の老化、つまり皮膚や(毛細)血管などの劣化も多分に影響してのことであったのだと思われます。

老化のスパイラル

頭皮が衰弱し硬くなると、毛包から生まれ出る頭髪が切れやすくなったり、ミニチュア毛が増えたりと確実に薄毛が進行してしまいます。
さらに毛細血管の活動が不活性化してしまうと、毛包に十分な栄養が行きわたらなくなり、毛包自体が活動を停止してしまい、これまた薄毛が進行してしまいます。
身体が老化すると健康維持が困難になってしまいます。
デリケートな部位である頭部は、老化のスパイラルの影響がより顕著なのかもしれません。

薄毛に悩みを抱えている人にとって、老化による脱毛は心配事のひとつでもありません。
これから研究が進み、老化を遅らせる薬剤や治療法が確立したら、アンチエイジングや美を追求される方にとっては嬉しいですね。

AGAは老化とは関係はないが…

AGAは身体の老化には直接的な関係はないとされていますし、解消したいのであれば、私が親和クリニック福岡院で受けたのと同様に、自毛植毛という切り札がすで用意されています。
頭髪の有無は、アンチエイジング的に見ても重要なポイントです。ハゲは年齢よりも老けて見えてしまいがちです。

時間の経過、齢を重ねることでの身体の老化。もしかしたら、それが当然ではなくなる時代はそう遠くないのかもしれません。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。