良いものと良いものを組み合わせれば効果が2倍になる…という事例は実際はそれほど多くありません。機械のように制御されたものであれば可能かもしれませんが、化学物質だったり、人であれば、その他にも様々な要素が絡むので、物事はそれほど単純ではないのです。

分かりやすい例で言えば料理がそうですね。同じ調味料ならまだしも、違う物同士を同分量混ぜて入れたからといった辛さや甘さが2倍とは単純にはならないはずです。

しかし、育毛剤と発毛剤はどうなのでしょうか。併用することで効果が2倍や3倍になるのでしょうか。

気になっている方も多いと思われるので、詳しくご説明致します。

育毛剤と発毛剤について

髪の毛を生やすものが発毛剤、既に生えている髪の毛を育てるものが育毛剤、髪の毛の健康のために必要な栄養分を届けるものが養毛剤と考えれば簡単だと思います。
発毛剤については、厚生労働省から発毛効果が認められた有効成分が配合されています。内服薬と外用薬があるのですが、いずれも医薬品であるため医師から処方されるか、薬剤師のいる薬局でしか買うことができません。

出典 https://shinwa-clinic.jp/pickup/obc/7/

「今生えている髪の毛を強く太くしたい、伸ばしたい」と言う場合は育毛剤、髪を生やしたいと言う場合は発毛剤を使うことになります。育毛剤と発毛剤には明確な違いがあり、育毛剤は「医薬部外品」や「化粧品」ですが、発毛剤は「医薬品」です。

また育毛剤は頭皮の環境をしっかり整え、髪の成長に必要な栄養が行き渡りやすいようにしっかりサポートします。

発毛剤は、新しい髪の発毛と成長を促す効果が期待できるのです。すでに生えなくなった部分に育毛剤を塗布しても新しい髪は生えてきません。しかし、発毛剤を塗布すると新しい髪が生えてくる可能性が高くなります。効果の表れ方にかなり差があります。

発毛剤は医薬品なので、医薬成分が配合されています。より高い効果が期待できるのです。副作用に関してはどちらにも共通して頭皮のかゆみやかぶれ、赤みなどの症状が見られます。発毛剤の中には皮膚症状に加え、頭痛、動悸、めまい、手足のむくみも起こることがあります。

育毛剤と発毛剤は併用できるか

おすすめできません。理由は先述した通り、効果が十分に期待できないだけでなく、より深刻な副作用のリスクが高くなる可能性があるからです。

発毛剤と育毛剤を併用した際の副作用は、どちらの製品もまったく想定していません。また、そもそも育毛剤、発毛剤は他の商品と併用しなくても良いように、成分の割合や濃度がしっかり調整されています。これが他の商品と併用すると成分バランスが崩れます。うまく吸収されなくなり、効果が落ちてしまうことも。さらに本来なら混ざることのない成分が併用によって混ざるかもしれないのです。

商品ごとに適正量がある

育毛剤に含まれやすいアルコール成分はつけすぎると頭皮が乾燥し、皮膚トラブルにつながる恐れがあります。つまり育毛剤同士の併用もおすすめできないというわけです。使用したい育毛剤すべてにアルコール成分が含まれていた場合、頭皮の乾燥はより深刻化するためです。

安全に使用するには育毛剤も発毛剤も1種類に絞り、適正量を守りながら使い続けるのが一番良いです。

まとめ

育毛剤と発毛剤は併用できないということが分かりました。これらは知識がないとうっかりやってしまいがちなミスです。これを機に正しい知識を身に付けましょう。

またもし、既に実行している人がいましたら即刻併用を中止しましょう。

薄毛の方で自毛植毛をご検討の方は、福岡博多の親和クリニック福岡院などの植毛クリニックにお問い合わせしてみましょう。

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。