新型コロナウィルス感染症の影響から、おうち時間が増えています。このような環境下では必然的に他者と接する機会が減ってしまいがち。
一人暮らしであれば、人と話すことが激減したという人もいるでしょう。
そして、感染リスクを抑えるために、日常的な買い物もネット通販で済ませるといった人も多いはず。
現在のネット世界では、様々なものが売られています。
薄毛に悩む者にとって気になるハゲ化に対抗するための商品も豊富なラインアップから選んで購入できます。
「発毛」や「育毛」などと書かれていますが、その明確な違いはご存知ですか。
今回は、発毛と育毛の違いについて考察します。

発毛とは抜けた髪を生やすこと

発毛とは、抜け落ちてしまった頭髪を再び生えさせることを指す用語です。文字通り、髪を生やすことを目指しています。
頭髪が抜け落ちる原因となる理由とは、第一にAGA(男性型脱毛症)が挙げられます。
これは男性にみられる脱毛症状で、発症は遺伝的要素が強いとされています。
20歳代前半という若いうちからAGA由来の脱毛症樹生に悩まされていた私は、40歳代で親和クリニック福岡院にて自毛植毛手術を受け、AGAによるハゲ化に対抗しました。
術後の現在もデュタステリドを定期的に処方してもらい、日常的に服用しています。
このデュタステリドという医薬品は、まごうことなき発毛剤でございます。
ほかにもフィナステリドやミノキシジルを配合した医薬品が、発毛剤を名乗り販売することを許されています。
髪が抜け落ちた毛根から再び元気な髪を生やすためには、有用な成分を含んだ医薬品等を使用することが主な手段になっています。
厚生労働省からの認可が下りた医薬品の内服薬や外用薬のみが商品名として「発毛剤」名称使用を許可されています。

育毛とは髪を育てること

一方で育毛とは、毛を育てることです。
マッサージや薬品などで髪が生える元となる毛包や頭皮をケアし、従来ある頭髪はもちろん、これから生えてくる髪の毛を健康で元気な状態にしておくために有効だと思われる手段を指します。
育毛を製品の多くは医薬部外品のエッセンスオイルやローション、洗髪用品や食品などとして一般販売されています。
髪の健康に良いとされている成分を含んだものが主ですが、なかにはレーザーやヘアブラシなど、独自の技術で育毛によいとする商品が販売されてもいます。
こちらは、厚生労働省からの認可が下りている発毛用の成分が使われていることはなく、
あくまで企業独自の研究で髪の健康に役立つと想定される効能を持っている成分が配合されたヘアローションや(医薬品ではない)薬剤・食品などの商品を指します。

ハゲが目立つなら育毛ではなく発毛

頭髪が生えてこなくなり、所謂ハゲた部位が広がってきてしまったら、育毛商品では対処しきれません。毛根が元気を失ってしまう状態になるまえに、なんらかのケアを施すことが重要なのです。

まずは小まめに頭皮をマッサージして血液の循環を良くしたり、育毛剤やヘアケア用品を使用して栄養を行きわたらせたりすることが大事です。

言葉や使用する際のニュアンスは違うものの、行なうべきことは一緒であり、「発毛」と「育毛」は同一のサイクル上にあるものだと認識して、大切な頭髪を守っていきましょう。

とは言え、AGAは生易しいものではありません。
症状が発現してしまうと、とどまることなく薄毛が進行していきます。
小まめな育毛ケアなぞあざ笑うかのように、脱毛症状が加速していきます。

薄毛を食い止めるなら自毛植毛

AGAの進行による薄毛化に悩まれていて、なおかつそれ以上のハゲ化を食い止めたいのであれば、まずは自毛植毛をご検討ください。
自毛植毛とは、自分の頭髪を自分の薄毛部に移植する手法。抗AGA対策の有効な方法とされています。
前記しましたが、AGAの進行を放置していた私は、30歳代後半にして生え際と頭頂部の薄毛が目立つようになり、しかし開き直ることもできなく、鬱々とした日々を過ごしていました。
40歳代に入り自分の薄毛はAGA由来のものだという知識を得て、そのながれで自毛植毛を知り、複数のクリニックで無料カウンセリングを受けたうえで、はかた駅前通り博多区役所南口交差点ほど近くの親和クリニック福岡院で自毛植毛手術を受けました。
その結果、薄毛部は見事に目立たなくなり、なおかつAGAの影響から解き放たれた移植毛は脱落することなく健康的なヘアサイクルを繰り返しています。
これは、術後から定期的に処方してもらっているデュタステリドやハイブリッドミノキシジルといった発毛薬の服用や外用を欠かしていないことも忘れてはなりません。

「育毛」と「発毛」のケアは怠ることなく続けることは大切なことです。
しかし、その効果が顕著に見られない場合は、悲観したり、開き直ったりすることはせず、他の手法で薄毛を克服することを考えてみては如何でしょう。
そのためにも、専門医へのカウンセリングを一度は受診してみてください。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。