ウィスコンシン大学マディソン校のエンジニアが、低コストの発毛刺激技術を研究している情報を入手しました。
同大学の材料科学および工学の教授であるXudong Wang氏がACS Nanoジャーナルに技術を公開しました。
それによると、穏やかな低周波電気パルスで皮膚(頭皮)を刺激し、毛包を刺激して頭髪の生産を再活性化すると言います。

参考:ACS Publications
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acsnano.9b03912

低周波電気パルスを絶えず流し続けるデバイスを頭に装着していれば、その刺激によって休眠し続けている毛包が目覚め再活性化するということなのでしょうか。

休眠状態を再活性化

このデバイスは、毛包を新たに発芽させることは無いと言います。
しかしその代わり、休眠状態となってしまった毛包を再活性化すると言います。
つまり、脱毛の初期段階の人々への介入としては使用できますが、脱毛が進み切ってしまった人には効果がないと言います。

気になる技術も搭載

このデバイスは装着者の動きによって駆動されるため、大型のバッテリーパックや複雑な電子機器は必要ありません。
それらは非常に目立たないため、日常の野球帽などの下に装着することが可能です。

前出のWang氏は、傷の治癒を刺激する電気包帯の先駆者であり、育毛技術は同様の前提に基づいています。
ナノ発電機と呼ばれる小さなデバイスは、日々の動きからエネルギーを受動的に収集し、低周波の電気パルスを皮膚に送信します。
その穏やかな電気刺激により、休眠中の毛包が目覚めると言います。
つまり、外部からの充電などは必要なく、自前の発電機を持ち、そのエネルギーで絶えず低周波電気パルスを発生させます。
発電量はごくわずかなのでしょうが、育毛・発毛に関係なく、これはすごい技術です。
そして、その低周波電気パルスで頭皮を刺激して休眠した毛包を再活性化へ促すと言います。

様々な症状にも効果あり?

現在、真偽はともかく、LEDの光で発毛を促す発毛(?)ヘルメット状の商品も存在しています。
これは頭部をすっぽりと覆う大型のヘルメットで、屋内での使用に限られていました。
しかしこのシステムでは、日常的に被れる帽子などに装着できるほど小型化されているのは素晴らしいです。

Wang氏は、電気刺激はさまざまな身体機能に役立つと言います。
電気パルスは信じられないほど穏やかで、頭皮の最も外側の層よりも深く浸透しないため、デバイスは不快な副作用を引き起こさないようです。
これは、性機能障害、うつ病、不安のリスクを伴うプロペシアという薬のような他の脱毛症治療に比べて顕著な利点とも言えます。
これは自己活性化システムであり、非常にシンプルで使いやすい。エネルギーが非常に低いため、副作用が最小限に抑えられるのだそうです。
研究者たちは近いうちに人体検査を進めたいと考えていると言います。

AGAの進行を抑制するには望み薄

加齢や皮膚疾患、重度の心身ストレスなど薄毛の原因は数々あります。そのなかで最も深刻なものと言えばAGA(男性型脱毛症)です。

AGA由来の薄毛化の発症は遺伝的要素があり、専門的な処置でしか解決できません。
医薬的に認可を受けた発毛薬のフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルなどの使用に加え、私が40歳代半ばにしてAGA由来の薄毛化を抑制した自毛植毛も効果的な手段のひとつです。

私は博多の親和クリニック福岡院という信用も信頼もできるクリニック・ドクターと巡り合い、自毛植毛手術という抗AGAの手段を選択しました。
現在、頭頂部の薄毛化や生え際の後退といった現象に悩まされている方は、是非、専門医による無料カウンセリングを受診してみてください。

育毛ケアも大事です。しかし、進行性でであるAGAによる薄毛は、専門医に任せるのが一番です。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。