暑くなり始めると気になるのは、日焼けです。
コロナ禍の昨今、屋内にいる機会が増えているとはいえ、ちょっとした外出で日に焼けてしまうこともあります。日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を利用してガードしたり。歳を重ねていくと、皮膚がんも気になるキーワードでもあります。

しかし頭皮に至っては、紫外線ケアは夏に限ったものではありません。頭上から注ぐ太陽光を最も浴びている部分が頭皮だからです。

紫外線で老化現象が引き起こされる

紫外線のピークは6月~8月で、そのなかでも最も気をつけなければならないのが、午前10~午後2時ぐらいのあいだとされています。
頭皮や毛髪の紫外線よるダメージは、皮膚と違って赤くなるなどの目に見える症状がすぐに現れないので、なかなか気づきにくいのが現状です。 国土交通省の気象庁では、日々の紫外線情報を公開しています。 外出する際の目安となり得るものですので、チェックしてみてください。

参考:気象庁 紫外線情報 https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvindex/index.html?elem=0&area=0&lat=34.2&lng=138.53&zoom=5  

紫外線は皮膚に対して「光老化」という老化現象を引き起こす原因となります。 紫外線は毛髪の内部にあるメラニン(毛髪を黒くする色素)を分解することで、赤茶色のような髪色に退色させてしまうのです。 髪色が退色してしまうと、毛量が少ないような印象を与えてしまいがちなのです。

紫外線によるダメージヘアも、顕著に表れる光老化のひとつとされています。 紫外線は頭髪のキューティクルが損傷する原因でもあります。毛髪のタンパク質(ケラチン)を構成しているシスティン結合を切断してしまうのです。
髪のごわつきや枝毛、切れ毛といったダメージヘアの原因となってしまいます。 さらに、頭髪の大元である毛母細胞が紫外線によりダメージを受けると、活性が妨げられてしまい抜け毛や薄毛の原因にもなってしまいます。 紫外線によるダメージで頭皮の柔軟性が低下してしまい(硬化)、血流が悪くなるため脱毛につながってしまうのです。

参考;ニプロ株式会社
https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/52/#  

頭皮の汗も育毛の大敵!

暑い季節、育毛を心がける者にとって気にしなければならないのは紫外線だけではありません。前述しましたが、頭部は太陽に最も近い部分です。よりダイレクトに熱を吸収してしまいます。 頭部は毛穴が多く、毛穴には大汗腺、その傍には小汗腺があるため、人間の身体のなかで最も汗をかきやすい部位なのです。
体温の上昇に比例して汗を出し、体温を下げる体温調節機能。それが汗腺です。 頭部は人間にとって大事な部位であるので、上昇した体温を下げるために汗が出ますが、育毛にとって大事なのは、出た汗や濡れた頭皮や頭髪のその後のケアとされています。頭皮の汗が毛穴に入り込むときに、周囲にあるホコリなどの汚れを毛穴に流し込んでしまうことがあります。

また、毛穴に汗と皮脂が混じった状態で残り、その後に汗が蒸発すると皮脂が毛穴に詰まってしまうことも。汗をかいたら濡れたままにしておかず、なるべく早めにタオルなどで拭き取るようにしてください。このとき、ゴシゴシと擦るような動作はせず、優しく押し当ててタオルなどに汗を吸収させていくのが大事です。
一日行動して汗をかいた日は、早めに入浴やシャワーを行い、毛穴に詰まった皮脂や汚れをシャンプーで除去する。 頭部に汗をかきがちな夏は、これらのことを心がけておいてもらいたいです。

グッズ利用で紫外線をシャットアウト

長時間、紫外線を頭皮に浴びてしまうと、頭髪は痛み、頭皮は細胞が老化してしまい薄毛の原因となります。では、これを防ぐためには何をしたら良いでしょう。 紫外線を浴びないようにするためには、保護したい部分への日光を遮断すればいいのです。 その代表的なアイテムが帽子です。
帽子をかぶれば、頭皮や頭髪は直射日光にさらされることはなくなります。紫外線は、より色の濃いもののほうがカット率(透過率)は高くなる特性がありますので、白よりも黒のほうが通り抜ける紫外線の量は少ないとされています。
しかし色の濃いものは、熱を蓄えやすい性質を持っているのが難点です。育毛にとって頭部の熱は重大なもので、発汗や、それに付随する蒸れに繋がってしまいます。仕事などで帽子やヘルメットを長時間かぶる人は、発汗によって頭皮が蒸れてしまいがちです。そして、それが育毛の妨げとなってしまうのです。

また、きつめの帽子やヘルメットなどを着用し続けていると、頭皮が血行不良となってしまうこともあります。とくに生え際付近をきつめにしてしまうと、頭皮への血流を遮断することにもなってしまうので注意が必要です。
きつすぎず頭にフィットした帽子を選び、汗をかいてきたようなら脱いで通気を良くするとともに汗を拭き取る。 室内や日陰では帽子を脱ぐように心掛け、帽子自体を清潔に保つこと。 これが、帽子を利用することで夏の暑さと紫外線から頭髪を守るための秘訣なのです。

日傘の利用

日差しの強い季節を迎えると、女性は日傘を利用する人が増えてきます。 帽子と違って直接、頭皮を覆うことはなく、通気性を気にすることもないので便利ですが、男性にとってはなかなか使いにくいアイテムです。
いまは男性用の日傘も販売されていますし、気にしなければいいのでしょうが、それもなかなかできなかったりもします。 そんな日傘ですが、色によって紫外線の透過率が変わってきます。薄い色よりも、濃い色のほうが透過率が高い。白よりも黒がベターというわけです。
いまでは色の濃いものでもレース素材を使用するなどして、紫外線の透過率を高めつつも 通気性やデザイン性を追求した品も増えているので、育毛に繋がる日焼け対策のひとつとして、女性はもちろんのこと男性も日傘を活用してみるのは如何でしょうか。  

AGA対策の観点からも頭皮ケアを!

私は親和クリニック福岡院の自毛植毛にてAGA(男性型脱毛症)の悩みから脱しました。このときにかけた費用は、けして裕福ではない私にとって大きなものです。
しかし若い頃からの薄毛の悩み=AGAは、それでも克服したい悩みでした。 そんな一大決心をして復活した髪の毛は、やはり大事にしたいものです。
そのため、紫外線や頭皮の蒸れなどに人一倍、気を遣うようになりました。髪の毛も人体の一部です。日々のケアを怠ることのないようにしていきたいです。

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投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。