新型コロナウィルス感染症の予防はもちろんのことですが、これからの季節は熱中症にも気を付けて生活しないといけません。 熱中症というと直射日光を浴びる屋外で引き起こされるイメージが強いですが、うっかりすると屋内でも発症する人が多いのだそうです。 室内では扇風機やクーラーなどを適切に使い、身体を高温にさらし続けることのないようにしたいです。 また、屋外では積極的に水分補給したり、帽子や日傘を活用したり、できるだけ直射日光を避けてください。

と、帽子をかぶることを推奨しておいて何ですが、少し前のWeb版TIME誌にて、帽子をかぶることがハゲてしまうきっかけになるかもしれないとの記事が発表されていました。
※TIME https://time.com/5608072/does-wearing-a-hat-cause-hair-loss/

帽子はハゲのきっかけ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の皮膚科医であるゴールドバッハ博士の意見によると、ハゲを隠すために帽子をかぶる人もいます。しかし、それはちょっとした薄毛から、さらにもっとハゲてしまうきっかけなってしまうというのです。

またニューヨークの毛髪修復を専門とする整形外科医のウォルフェルド博士の意見によると、 男性型脱毛症のハゲはいずれも、頭皮や身体の他の部分に現れるジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれるホルモンに対する遺伝的な感受性の高まりによって部分的に引き起こされます。そしてハゲの原因は「多因子性」であり、非常にタイトなポニーテールや頭髪を強く引っ張るような状態では、頭髪だけではなく毛包をも引っ張る緊張が生じる可能性があるそうです。 何年にもわたってその緊張が生じている状態を維持し続けてしまうことで、頭髪の脱落が引き起こされてしまう可能性があるそうです。

そのため、長期間にわたって締め付けのきつい帽子をかぶっていたら、もし、毎日、何ヶ月も何年にもわたってその状態であるとしたら、頭髪に何らかのダメージを与える可能性があると指摘しています。 さらに、締め付けがきつすぎる帽子をかぶり続けることは、毛嚢に炎症を引き起こす可能性があることも判明したのだそうです。

蒸れや締め付けも頭髪にダメージ

汗をかいている状態で帽子をかぶっていると蒸れてしまうことはもとより、汗に含まれる塩分は肌を物理的に刺激します。 いつも汗で染まった帽子をかぶっていると、この刺激が炎症を引き起こしてしまう場合もあるというのです。これも、頭髪を失う過程を早める可能性があります。

さらにジョージワシントン大学の皮膚科教授であるアダム博士の弁によると、帽子に使われている材料、例えば染料や織物もまた抜け毛になる可能性があるということです。 さらに素材によっては、頭皮にアレルギー反応を起こす場合もあります。 これにより、頭皮が炎症を起こしてしまい頭髪が脱落することもあるそうです。 AGAによって薄毛が進行している場合、この炎症による脱毛が薄毛を加速させる可能性もあるようです。

直射日光や紫外線でのダメージのほうが重大との意見も

一方で、これらのことはさほど重大に考える必要はないと言う専門家もいます。 一般的には、帽子はハゲの原因にはならないのだそうです。 帽子が確実に脱毛を引き起こす可能性があるという懸念より、着用者の頭皮や顔を紫外線による損傷から保護することが重要であるとの意見もあります。 確かに、直射日光に頭髪や頭皮を晒し続けてしまうよりも、遮断し保護できる帽子は健康にとって有益です。紫外線による日焼けは、肌の痛みはもちろんのこと、 最悪は皮膚ガンの発生にもつながりかねません。

とどのつまり、帽子や日傘などにより紫外線への対策は健康維持のために必須で、さらに薄毛を気にする場合は蒸れや締め付けなどを小まめにチェックして対策をとっておくことが肝心ということです。

まとめ

AGA(男性型脱毛症)の進行によって脱毛症状が加速している頭皮は、頭髪が少ない分、より細やかなケアが必要です。 汗をかいたら小まめに拭く、帽子で頭部を締め付けすぎない。通気性を保ち蒸れを防ぐ、紫外線照射をできるだけ避ける、少しでも体調に異常を感じたら休憩をとるなど、注意点はたくさんあります。

AGAの進行は気になる点ではありますが、これからの暑い季節は、 熱中症対策も万全にして乗り切りましょう!

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投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。