今回は手軽に試せるサプリメントについての話です。
一般的にサプリメントとは。栄養補助食品という扱いの商品です。
日常生活で食物から摂取するだけでは不足しがちな栄養素を補うことを目的とした、あくまで食品で、薬ではありません。

頭髪の成長にも栄養は必須

頭髪は身体の一部であるので、外部から供給される栄養を摂取して成長を繰り返します。
その栄養は経口摂取した食物、つまりは日常の食べ物を体内で消化・吸収した後に、身体の隅々まで行きます。
必要な栄養を頭髪にのみ狙って届けるということはできません。
例えば、「関節痛にはコンドロイチン」と宣伝されています。その商品は本当に効くのかもしれませんし、そうではないのかもしれません。ひとつ言えるのは、コンドロイチン配合商品を経口摂取したところで、体内で消化・吸収した後にその栄養素のすべてが必ずしも狙った部位にきっちり届くわけではないということです。
当然と言えば当然ですが。これはコラーゲンもプラセンタも同様です。

育毛などに良いとされている成分を配合しているサプリメントを摂取するということは、必ずしも育毛に直結するわけではないということです。
体内で消化・吸収された後に、有効成分となったものの一部でも頭髪まで届いてくれたら「ラッキー!」という程度で考えていると良いのではないかなと思います。
髪を育てるのに必要な栄養素は、けして身体に悪いわけではないので、そのことも踏まえて摂取しています。

育毛に良いとされる栄養素は?

その代表例が、血栓を融解する効果があるとされている成分「ナットウキナーゼ」です。
血栓は動脈瘤を引き起こすなど生命の危機に繋がりかねない危険なものです。
ナットウキナーゼは納豆のネバネバに含まれている成分です。
納豆を日常的に摂取していればサプリメントに頼らなくてもよさそうなのですが、接種量や納豆が苦手な方もいらっしゃいますので、サプリメントも有用な選択肢です。
そのため、ナットウキナーゼを配合したサプリメントが最近増えているようです。
医薬品大手やサプリメント大手からも販売されています。
栄養素は血流によって体内の各部位に運ばれます。頭髪が育つのにも栄養が必要です。
頭皮下の毛細血管の血流を良くすることは、育毛にとって大事なことです。

サプリメントは、日常的な食事で不足しがちな栄養素を補うものであるので、各種ビタミン類や亜鉛、カルシウムなどは、自己の食事バランスを省みて不足しているようならサプリメントで補給するとよいでしょう。これらも育毛には必要な栄養素です。

サプリメントはあくまで補助

AGA治療薬は脱毛の原因とされるDHTの生産を強力に阻害しますが、これと似た効果を持つとされる効果を持っているとされている自然素材がノコギリヤシです。
サプリメントとしても、数多く販売されています。
しかし、ノコギリヤシが育毛や発毛に効果があるということは、医学的に実証されているわけではありません。
そのため過度な期待はやめておいたほうが良いと思われます。本当に発毛を望むのであれば、専門の医師に処方された治療薬を服用した方が良いでしょう。
私は自毛植毛を行なったうえで、数か月に一度、日常的に服用するプロペシアを親和クリニック福岡院で処方してもらっています。

これら各種サプリメントに含まれる栄養素ですが、体内で不足しがちとは言われています。しかし、過剰に摂取するのは問題が生じます。大抵、余分なものは体外に排出されますが、なかには身体に悪影響を及ぼす副作用があるものも存在します。
サプリメントはあくまで栄養補助食品です。日常の食生活を考慮しつつ、適度な摂取が有用です。

抗AGA対策には専門のものを推奨

親和クリニック福岡院での自毛植毛により頭髪を取り戻しましたが、AGA体質です。
自毛植毛した頭髪はAGAの影響を受けませんが、同じ部位に生えている手術時に抜けていなかった頭髪は変わらずAGAの影響を受けてしまいます。
それを抑制するため、前述したように私は内服薬のデュタステリドと外用薬のハイブリッドミノキシジルを日常の薄毛対策に採用しています。
進行しきったAGAによる脱毛症状は、サプリメントでどうこうなる段階を通り過ぎていると考えています。
出費を覚悟しても信頼のおけるクリニックで発毛薬の処方でAGAに抗っています。

AGAは進行性です。私のようにてっぺんハゲから生え際の後退という状態になる人も珍しくありません。
薄毛が気になる方は、症状が進行しないうちに専門医への相談を実践することをお勧めします。

 

 

投稿者プロフィール

福岡植毛 調査隊
福岡植毛 調査隊
マスコミ関連で働く40歳代 男性
趣味は、古い漫画(特に松本零士作品)を読むこと。
植毛(自毛植毛)手術を期に人生が好転。
恩返しに髪関連情報提供を誓う。